otashinのお部屋

16か7くらいの学生が趣味とか思った事書きます

FPS引退します

大した発信力も無い人間の自分語りになりますが、この度FPS引退に際して今の心情を文章にしたかったので色々と書かせていただきます。長文になりましたが
最後まで読んでいただければ幸いです。
私がFPSを始めたのは今から5年前(正確には4年前)の2016年1月25日でした、この日は私の誕生日でありPS4を買ってもらった日でもあります、私は当時
通っていた中学校の同級生の勧めでCod bo3を始めました、しかし私はこの時までFPSの経験はほぼ皆無で多少の銃火器の知識くらいしかFPSに関連する知識は持ち
合わせておらずシューティングというジャンルではバイオハザード4をプレイした事ならあったのですが画面の向こう側の人間と銃火器で撃ち合いをす
るのは初めてで当時はSPM100未満のKDA0.01の状態でも多少は楽しめていました。しかし学校内での友人の戦績は私とはかけ離れていました、KDや戦績はもちろん
知識量でも明らかな解離がありました、またその当時は友人たちも精神年齢が幼かった事もあってか私の戦績を煽るようになってきました、私はそのことが一種の
コンプレックスとなり解消するために金土日曜日はFPSに打ち込む事になりました(この頃は週末しかゲームしてはいけないという決まりがあったため)しかしそれ
だけでは日夜CoDに時間を費やしている友人たちに追いつけるはずもなく彼らは実力をどんどん伸ばしていきました。私はとにかくKDAがコンプレックスでした、そし
て実力を伸ばすために時間が出来た時は可能な限り実況者の動画を視聴し知識を蓄えるのに躍起になっていました、しかし元プロゲーマーという肩書で活動している
某実況者の解説動画でFPSは才能という単語を耳にしてそれからは才能が無いから上手くならないと錯覚して、延々とただ好きだから、好きなものを頑張ればいつか
は結果が出るはずという根拠の無い自身の元ひたすら思考を止めてCoDをプレイしていました。しかし結果は出ずにただただ精神を摩耗させていきました。
中学3年生になると私は当時流行っていたR6Sを始めました、このゲームを通じて様々な人と出会い多種多様な価値観に触れてから少しずつですがFPSは才能が全て
という考えが変わり努力次第では上達できるという考えに変わっていき高校入学と共にPCを購入して深くシージにのめり込んでいきました。
この頃から平日にゲームする事も可能になったので平日もシージをプレイしました、しかし私はただ思考停止状態でダラダラとテロハントやランクを繰り返す事
を努力と錯覚しプレイ時間をただただ肥大させていたのです。そしてまた私はプレイ時間を増やしても上手くならずそこで始めて努力の仕方が間違っていると気づい
たのです、その時私はyoutubeでプロゲーマーの練習方法などを調べて実践していました、しかしそれでも一向に上手くならずなぜここまで下手なのかを調べる事に
時間を費やしました、数日間暗中模索して辿りついた結論は正しい練習をしている時間が違うという事でした。プロゲーマーの方々は知識や強い撃ち合いの方法
を正確に時間をかけて練習して実戦の場において学んだ戦術やテクニックを出し切っていると私は考えました。私はこの時正しい努力の方法を知った気がしました
。しかしいざ実践に移そうとすると昔から患っていた先送り癖が発動してなかなか行動に移せずただ時間だけが過ぎていきました。そんな日々がひたすら過ぎていく
のにも関わらず態度だけは一丁前にプロゲーマーを目指すというその頃の私には程遠く無謀な目標を掲げていました、そのせいか意識だけは人一倍高くたかだかラン
クマッチの1デスにも神経質になっていました。私は昔から偏見で物を語る癖があったため「プロゲーマーはこんなミスはしない!僕が弱かった!情けない」と考え
ていました。それから私は高校も3年生になり自分の人生と真っ向から向き合って考えた時にFPSに私の今の欠点が反映されている気がしました。先送り癖怠け癖があ
るのに理想だけは高くやってもいないない事を簡単に済ませられるかのような口ぶりで語る自分の姿がFPSに映し出されていたのです。私は恐くなって今からでも
遅くないからどんなに最低な成績を出しても上達しようと思いFPSに熱中しかけました、しかし努力癖のない私は無意識のうちにまた思考をとめてダラダラとプレイ
して努力した気になっていました、更に「5年やったのに今更初心者同等の状態なんて」という自分の恥ずべきプライドによって私の手によって私の向上心を殺して
いました。このような負のスパイラルが続く事に嫌気がさして先ほど引退を決意しました。今は何をやっても中途半端、態度だけは一人前。そんな人間のクズの真髄
のような自分と向き合って折り合いつけるまではFPSから離れたいと思います。
最後に今まで一緒にプレイしてくれたフレンドさんリア友さん、中学生のころにFPSという僕の人生で一番楽しく無惨な世界に引きずりこんでくれた鈴木君、本当
にありがとうございました。